対義語と反義語と反意語と反対語と対語。
この全ては大体の場合において同じ意味を持つが、場合により微妙に違う意味を区別するために別単語として区別される。
(例を挙げると、対をなす語句として対語、意味が逆である語句として反対語と言い分ける場合がある)
仮に上記5単語全てに別の意味を与えるとした場合はどういった区切りが考えられるだろうか?
自分が考えると以下のようになる。
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対語:
対を成す語句であり基本的に重複は不可能である物を指す。
例:左←→右、男←→女 -
反対語:
意味が逆である語句で、過程や結果どちらも真逆である物を指す。
例:成功←→失敗、勝利←→敗北 -
反意語:
結果が逆である語句で、基本的に課程は似通っている物を指す。
例:成功←→失敗、勝利←→敗北 -
反義語:
過程が逆である語句で、基本的に結果は似通っている物を指す。
例:飴←→鞭、和解←→征服 -
対義語:
上記のいずれかに該当する語句全てを指す。
これだけでは意味のないいつもの言葉遊びでしかないので、
上記の区分けを踏まえたうえで、このブログ名を決める事にしたのが数時間前の自分。
まずサイト名を”他人の空似”とした理由だが
そもそもの始まりはこのサイトのアイコンでもある他の字画像を気に入っており、それを掲げられるサイト名にしたかった、というだけ。
そこで”他”から始まる単語を幾つか集め、その中より好みの物を選ぶことにした結果
sweetieと名乗っても認知されないという自虐ネタから、雰囲気が近いと感じた”他人の空似”をサイト名とする事になった。
では、上記のような意味を持つ”他人の空似”の裏サイトにふさわしい対義語とはなんだろうか?
まず最初に考えたのは”他人の空似”と自虐ネタの関係性だ。
よく考えてみるとこの自虐ネタは「無関係だと思った誰かと誰かは同一人物であった」という意味であり、”他人の空似”は自虐ネタに対する反意語であると言える。
なので、この裏サイトも込められた意味の反意語である事が望ましい。
次にこの裏サイトと”他人の空似”の関係性を考える。
管理人は同じだが、文章を見せるために書くのが”他人の空似”であり、文章を書くために在るのが裏サイトである。
つまり、自分の主観としては反義語的位置づけとして作った場所になる。
最後に裏サイトに込められた意味とは、同じ管理人による趣向が違う別ブログである。
ここまでをまとめると
・”他人の空似”という語句に対するの反義語
・”同じ管理人による趣向が違う別ブログ”に対する反意語
である語句がふさわしいと言える。
”他人の空似”という語句の意味自体は
「誰かと誰かを同一人物であると思ったが無関係であった」
であるから
「誰かと誰かを同一人物に思った」が過程であり
「無関係であった」が結果だといえる。
「同じ管理人による趣向が違う別ブログ」は多少強引だが
「同じ管理人」が結果であり
「趣向が違う別ブログ」は過程であると言える。
二つをあわせると、
「無関係に見える誰かと誰か」「無関係であった」
「別の管理人」「趣向が違う別ブログ」
となる。
上記の意味ときわめて近く、また”他”アイコンを使えるサイトという観点で語句を探した結果
このサイトは”赤の他人”という意味に決まった。
こんだけ無意味に複雑な事考えた挙句、こんなに意味がない名前になるサイトはあまりないと思う。
そういう意味では”赤の他人”は素晴らしいな。